2018年6月 3日(日)

「湯せんぺい」

 昨日、ILSさんからの帰りにビニール袋に入った丸いせんぺいをもらってきたんだけど・・・

 「どこにでもこういうせんぺいがあるんだなぁ・・・」ぐらいの印象だった。

 今朝、起きて来たときにそのせんぺいを見てみると、なんとそれは僕の中学時代の同級生である三宅君がやいてる「湯せんぺい」だった。

 うすいせんぺいに「YUSENPEI」・・・。

 長崎県島原市の南側のふもとに小浜温泉というところがあって、僕はそこに5年ほど住んでいたことがあり、温泉街の土産屋の息子の三宅君は僕の同級生だった。

 古くから手焼きの湯せんぺいを売っていて、それは自宅のせんぺい工房(?)で焼いたもの。

 薄く丸い型にせんぺいの原料を流し込んで、手でひっくり返しながら焼く手作りせんぺい。 その割れたものや、はみ出した端切れを袋につめて売っているお得袋がとてもうまいんだ。

 社会人になって以来僕はその町に数回しか帰っていないが、帰るたびに三宅君の家の前を通るとちゃんと彼がいてせんぺいを焼いているのがとても嬉しかった。

 故郷に帰って、今や知ってる人はだあれもいないというのは淋し過ぎるもんねぇ。

 でも、僕が帰るたびに彼がいたというのはきっと有り難き偶然。

 湯せんぺいは以前より有名になっていて、大きなデパートからも販売依頼が来たりして、三宅君は長崎県内、時には県外も走り回っている。

 だからこそ、O村さんが長崎出張の時にお土産を買うかもらうかして、それが三宅君ちの「湯せんぺい」だったということが起きてるんだと思う。

 それがまた僕に届くとはネ(^^)

 彼とは、小浜町の隣町の千々石というところから徒歩で雲仙まで登ったという思い出もある。

 ずっと大人になってから、インターネットのオークションで偶然同じプリンターを狙ってたなんてこともあったっけ。

 長崎帰省のことを書いた時のこの日記にも彼のことを書いてるし。

 それがまた「湯せんぺい」で出逢おうとは・・・

 いろいろあるもんだ。