2018年7月30日(月)

授業最終日、変則

 授業最後の日。今回は変則でゲストありだ。

 谷病院のK下さんは高知県に4人しかいない睡眠検査技師で、睡眠外来を広めるべく、高知県内だけでなく、求められれば県外にも出かけていって、睡眠に関するプレゼンをして回っている。

 つい先日も、北海道に行ってたみたい。高知に這いつくばるように根付いているミヤギ君としてはカバン持ちでもいいから連れて行って欲しいくらい・・(^^;

 短大の授業では「発表用の(人を眠らせない)パワーポイント」ということをやっていて、いろいろとワザ的なことを説明しながら生徒のみんなにスライドを作ってもらっている。

 でも、ホントに大事なのは、ワザ以前のこととして、こちらにどうしても伝えたいことがあって、それを伝えるにはどうすれば・・というプレゼンテーションのハートの方が大事なんだよねぇ。

 K下さんにはそれがあるから、プレゼンの一例として生徒たちに向けて好きなようにプレゼンしてもらえたら、いい刺激になるかも知れない。

 前もってK下さんにそれを言うと、なんのためらいもなくOKだった。(僕の思ったとおり!)

 短大にも打診してそれもOKだったので、今日のことと相成った。

 打ち合わせは一切していない。K下さんが自由に話してくれればいい。

 プレゼン中に生徒が私語を交わしてもあえて注意しない。それはそれでK下さんが対処すること。

 午前の授業では30分、その時の様子から調整して午後は40分。それだけで生徒の反応も変わる。

 K下さんも、僕も、いい勉強になった。その半分でいいから、生徒たちにもなんらかのものが残ってくれたらいいんだけどなぁ。

 「何か、K下さんに質問はありませんか?」

 公の質問コーナーではなにもなかったけど、その後のPPT作業の時にはK下さんのところに個別に質問に来る子が何人もいて、K下さん、睡眠に問題を感じている子のハートはつかんだようだ。

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 きのう僕がやった「こうしたらもっとよくなるよ」のチェックは、傾向別に集計し、それをスライドで大写しにして説明する。

 アニメーションを箇条書きにつけるのか、画像につけるのか、順番を考えた方がいい人が多いです。

 箇条書きはもっと簡潔に。句点を取るだけでもよくなる人が結構いるよ。

 生徒の名前、今作ろうとしているスライドのテーマ、こうしたらいいよ・・・、みんな見えてしまうが、これが確実に一人一人に伝える一番いい方法。

 仕上げたものを提出したら帰っていいよ、ということにしているので、去年までは個別に伝えてしまう前にその相手が帰ってしまうということがあった。

 「公開処刑のつもりじゃないんだけど、確実にみんなに伝えたいんで、これを見て自分のやるべきことに取り組んでください。」

 生徒の真剣度が変わったのが伝わって来る。

 腰の調子のせいで、精力的に生徒の間を歩き回って個別に話すスピードが遅くなった分、補完的にやったことが今年は逆効果を産んでるみたい。

 みんなよく頑張ってるヨ。