2020年12月10日(木)

天使の子

 谷病院、最近IPアドレスの自動取得が出来なくて仕事に支障のあるパソコンが数台ある。

 それは僕自身が使ってるパソコンと、事務員I出さんが院内とネットを切り替えながら利用しているノートパソコン。

 自動取得じゃなくて、固定にすれば使える。

 僕が使ってるパソコンはIPアドレス設定を切り替えるフリーソフトを利用して問題はなくなったけど、I出さんにはこのやり方は負担だろうと思う。

 これをなんとかしなくちゃ!!

 ちょっと難しめのトラブルで僕の表情は少々真剣なものになってたかもしれない。

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 外来棟の待合スペースにつながる通路にいた時、通路がT字になっていて先が見えないところからフイに2~3歳の男の子が僕の前に現れた。

 なんの警戒心もなく僕を見上げてなんとも言えない親し気な笑顔。

 「オヤ~、コンニチワ~!!(^^ 」

 一瞬のうちに僕の理屈を追いかけている脳みそが氷解した。それは魔法のような瞬間だった。

 彼はすぐにT字の角の向こうへ消えていったんだけど、その印象はとても強烈。彼自身が睡眠外来の対象の子なのか、それともそういうお母さんに付いて来た子なのか・・・

 事務室で彼に会ったことをを話すとI出さんが言ったこと・・・

 「そうなんです。あの子は天使の子なんです。ホントに天使の子なんです。」

 あぁ、そうなんだ。分かる。あの子は天使の子だ。

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 IPアドレスの件は、僕の柔らかくなった脳みそが解決法を見つけ出してくれた。

 また会えるかな~? 会いたいな~!