2020年12月31日(木)

最後の日のちょっといい話

 大晦日、やっと年賀状に手を付けた。

 人様の年賀状のお世話をしていることが役に立って、自分の作業はあっという間。

 問題は、手を付けるのが遅いってことだな・・・(*_*;

 近くの郵便ポストまで歩いて行くと、ポストの方から大黒様みたいな白い袋を持った人が歩いて来て、そこにあった車に乗車。

 きっとこの方は郵便物の集荷の人。

 車が動き始めてもあわてない僕。普段から足腰のバランスが悪いし、昨日たっぷり歩いた名残りもあって車に走り寄るなんてとても無理。次の便でいいや。

 ペースを変えずに歩いて行くとその車が僕の前で止まった。

 中から・・・

 「ひょっと、年賀状じゃないですか?」

 「そうです。」

 「お預かりしますんで」

 「まぁまぁ、ありがとうございます。すみません!」

 その方の親切さに、たった半歩ではあるけれど走り寄ってしまったミヤギ君なのであった。

 集荷の方は僕の年賀状を受け取り、助手席のボックスに山と積まれた年賀状の上にそれを置いた。

 「確かにお預かりしましたので。」

 「ありがとうございます!」

 年の暮れの大変だろう時に温かさを忘れていない人。

 こんな人にならないといけないんだなぁ。シミジミ・・・。