2021年6月21日(月)

フィルムケーブル固定

 短大の授業に行く前に2台のノートパソコンをあれこれ触る。

 昨日、預かったY下さんのパソコンは現状確認。僕の前では聞いていた電源ボタンを押してもウンともスンとも言わないという症状が全く出ないので電源ボタン系の機械的な不具合ではない別の原因も想定してのチェック。

 もう1台は、Sumaさんにお渡しするパソコン。長いこと預かったままだったので自分がした作業の再確認をして置きたい。

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 時間が来て、短大へGo。

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 帰って来て、朝の続きをやる。

 とうとうY下さんのパソコンの症状が目の前で現れた。→ やっぱり接触問題だ。→ 分解。

 薄いフィルムケーブルの差し込み部分がゆるい。部品を調達して半田ごてを駆使して・・・なんてことをしていたら2週間お預かりみたいになった上に、僕の技術力ではうまく行くか行かないかの問題も残る。

 デスクトップ機で電源ボタンの接触問題を爪楊枝で直したことがあるが、あれに近いことをノートパソコンでやることに。

 ノートパソコンの場合はなにもかもがとても小さいのでウンと慎重に。今回は爪楊枝ではなく、使わなくなった名刺サイズのプラスチックカードをフィルムケーブルの幅に切り、その先端をヤスリで薄くけずって補強材にして固定した。0.1mmかそれより薄い世界。

 固定には紫外線で固まるレジン液。

 叩いても、ゆすぶった後でも電源ボタンを押せば必ず起動するようになった。もちろん何度もそれを確かめる。

 これは、パソコン的な技量というよりは、二次燃焼ストーブやカンカラ三線を手作りしようとしてアレコレあがいた経験の方が役に立ってるかなぁ。

 ノートパソコンの部品のあの小ささを見たら、半田系の修理に困難を感じた時点で同型機を取り寄せてのニコイチ方向に考えが行くところ。

 なんでも工夫してナントカしようとする癖はしんどいけれど、こういうところで役に立つってことか・・・