2021年7月19日(月)

Scansnapに地獄を見た日

 Scansnap分解作業との格闘で丸1日を使った。

 メーカーがユーザーの交換を想定していないローラーを交換するという作業。ネット上には「とても大変だった」という事例と「思いのほか、簡単だった」という事例が出て来て、当然僕はラクな方を期待していたのだが、やってみるとしんどい方だった。

 今思えば、この大変・簡単の違いは機種の違いによるものだ。おまけに、分解慣れしたパソコンとは違って、モーター、ベルト、歯車・・というふうに動力系の部分があって僕にとっては初めての作業。ネット上には写真付きで作業の手順を記録している事例がいくつもあったが、いざ分解し始めるとどうも写真と様子が違う。

 筐体はネジというよりプラスチックの弾力を活かす形での組み立て部分が多くて、力加減によっては大事な部分を割りかねないので、これもストレス。

 やれどもやれども肝心なローラーを外すことが出来なくて、分解の深度が深くなって行く。

 ウヘー、これを元通りに組み直すことは出来るのか??それ以前に、ローラーの交換さえままならずにいるのに・・・

 昼過ぎに疲れが出て来て、いつもなら30分程度の仮眠を取るのだが、そんなことをしていたら分解の手順が頭から飛んで行ってしまいそう。分解の逆をやれば組み直しになるが、手順が飛んでしまったら組み直しも怪しくなるので、そのまま作業を進める。

 どうしても、ローラーが付いている心棒が外せなかった。

 エエイ、かくなる上は!!

 ブヨブヨに溶けたローラーをちぎって外し、新しいローラーに切れ目を入れて付け替える。本当なら心棒の端から付けて切れ目なしのきれいなローラーになるが、おそらくこの方法でも行けるはず。

 さぁ、組戻しだ。分解の時試行錯誤でアレコレやる内にそのつもりはないのに外れてしまった部品が3個も余ってしまった。

 この頃にはスッカリ自信喪失状態。パソコンの分解だって、一般の人よりちょっと踏み込んだことが出来るだけで、本来僕にはそういう能力はないんだ。これからはもう、新しいチャレンジなんかしない方がよっぽどいい。

 ここまで自信を失くすと、今後の仕事の幅が思い切り狭くなるくらいの地獄状態。

 まぁ、いいや。配線の復帰は大丈夫なはず。

 すると・・・

 Scansnapがパソコンに認識されない!!配線でなにかまずいことやってる?

 いやいや、配線に関しては僕が間違うはずがない。でも、もうダメだなぁ・・・

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 夕食後、Scansnapとパソコンを接続するケーブルの接触を意識しながらもう一度試すと、Scansnapが認識された。Scan結果もきれいなもとのとなっている。

 1日の内に地獄と天国を味わったような感じだけど、地獄感の方が強すぎて天国感はない。

 余った部品3つの内2つは元に戻ったが、もう一つはまた分解しないと戻せない。

 もういい!!実用的には問題ない。またいつか元気な時にやることにしよう。

 疲れ果てて、夜8時台に寝ることにしたミヤギ君なのであった。