2021年 10月26日(火)

クラプトン、枯れ葉

 渋い。渋い以外の何物でもない。

 もう少しでアイラブストーンさんに着く頃に車のFMから流れて来たジャズテイストの「枯れ葉」。

 誰?

 曲が終わったら必ずや曲名とアーチスト名をもう一度言うだろう。聞き逃してはなるまいゾ。

 アララ、エリック・クラプトンだった。

 自分に才能が無いゆえの言い訳かも知れないけど、音楽は楽しいか、適度に気持ち良く切なければいいと思っている。

 楽譜通り、その上で味付けを・・とか、技巧を極める演奏とか、出来る人がどんどん敷居を高くして、その上で商業ベースに取り込まれてしまって、本来の、一日の終わりに余ったエネルギーを吐き出すどんちゃん騒ぎとか、神聖な神様への捧げものといった性格が薄まってしまった音楽。一般ピープルはどこか置いてけぼりだ。

 プロになれなかった人が挫折感を感じたり、自分の才能を見切ったクラシック畑の人がもっと軽いジャンルに流れたり、音楽ってそういうもんじゃなかろうに。

 というのが、音楽は楽しければ雑でいいなんて僕の持論になっているのだが、こんなに素敵なものを聞くと、「あぁこれが人を惹き付けて自分もそういうふうに演奏できるようになりたいなんて思わせるんだろうなぁ」と素直に思えた。

 今日はこれに出会えただけでOK、仕事なんかしてる場合じゃないと思いつつ、一応仕事はしたんだけどネ・・・