2021年12月15日(水)

気持ちがキレる

 「Y村さんはどんな感じですか?」 H達君が聞いてきた。

 僕の見立てではもう上等だと思う。僕がいなくても分からないことは税理士さんに指導を仰げばなんとかなるだろう。

 早い話がコロナ禍のもと、会社の業績が怪しくなって、O村さんなんぞは言いたいことを躊躇なく口にし、本の出版にも非協力的な僕がそろそろ邪魔になっているから、僕を切りたいのだろう。

 僕としても決算、その申告が済む2か月後の3月末辺りが去り時じゃないかと思っていた。

 やっと、本業一本方向に勧めるか・・・。

 「このこと、Y村さんとも話していいの?」

 「エエ、構いません。」

 僕にY村さんのことを聞く前に、一度Y村さんにも話しているということなので、どんな言い方で聞いて来たのか聞くと・・・

 「税理士さんが『事務員に自給3,000円なんて絶対無い!』と言ったから・・」ということで話して来たとのこと。話して来たのはO村さん。

 オイヨー、税理士さんが言うよりも、最初から経理事務に自給2,000円(その頃は値引き要求で2,000円だった)なんてあり得ないから、常駐の事務員を置いて、僕の使い方はパソコン関連だけにした方がいいと言っていたのは僕なのだ。それを8年あまりも受け流して来たというのに、税理士のO村さんがそう言ったからというのはどういうこと??何を人のせいにしている!

 どこの事務員がホームページの世話をするんだ?

 どこの事務員が14冊にも及ぶグチャグチャな文章の校正作業をする??

 俺はILSの事務員か??俺はILSの雇われ人か?

 僕は最初の頃からILSの経理から離れたいという意思表示をしていた。ちょっとしたアルバイト的な誘い方をしておいて、株式会社にするとか川越に店を出すとか一切聞いてなくて、そのバタバタにいきなり巻き込まれた感じ。

 税理士さんは「若い人はすぐやめてしまうから宮城さんがやるしかないですよ」なんて笑って受け流していた。まぁ、この方はいつもココにいるわけじゃないからその発言に悪意はないし、それは無理もないこと。

 他の職員も僕の愚痴に「O村さんが離してくれるろうかネ?」とまるでO村が僕より格上みたいに笑って済ます。

 僕はそういうのが一番キライなのだ。僕の自由を人が握っているなんて許さん。

 ズルズルとここに関わっていたのは、無責任に放りだしたくなかったから。だから次の人の用意を訴え続けていた。

 これまでの人生、馬鹿な経営者に振り回されて疲れ果て、人を雇わず雇われずの思いで独立自営の生き方を決めたのだから、この発言は僕にとっては一番の侮辱なのだ。

 事務員に3,000円は絶対あり得ないなんて、僕は事務員じゃない、ILSの雇われ人でもない!!

 大抵のオーナーとか院長とか社長とか、現場で汗水流して頑張る人間の痛みが見えていない。「死ねばいいのに」というようなヤツほど上に行く。

 さすがに気持ちがキレた。

 これは一度真向から話さないといけない。