2022年 1月 20日(木)

夢物語り

 荒くたいロック畑の人間でひしめいている飲み屋で何故か僕が歌うことになっていた。

 ひ弱なフォークソングタイプの歌を歌うとそれがやけに受けて一躍ヒーローに。なんだよ、コイツら・・。

 次は何を歌おう・・。「鉄腕アトム」にした。

 今僕は、何をどうやっても許される。

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 中学3年の時に見上げるような気持ちで見ていた同級生と会えた。

 これまで何度も夢に出て来て、そのたびに彼女は不遇な人生を歩んでいる。

 とにかく一目会いたいが、会うことを拒絶され、目の前のドアの向こうに彼女がいるのが分かっているのに頑として会ってもらえない。

 それが、今日初めて会ってくれた。その間に50年以上の隔たりがある。

 彼女は少し年を取ってはいるものの、ほとんどあの頃のまま。

 僕は君に会いたかった。そして、なんだか謝りたかったんだ。

 私も本当は待っていたのヨ。でも「会っちゃいけない」って感じていたの。理由は分からない・・・

 お互いに年を取って過去をたぐればグチャグチャだろうに、そんなことはどうでも良かった。

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 夢じゃなくて現実で会いたい。

 そもそも、彼女は今生きてるんだろうか・・・?僕は今、生きてるんだろうか・・・

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 夢・物・語り・・・