2022年10月29日(土)

長電話はつらい

 S田さんのノートパソコンに着手。分解そのものはやってみたらそう難しくは無かったが、ネジの小ささ、ネジ山の小ささには神経を使った。ネジ山をなめてしまったら開けれなくなってしまう。

 薄いだけに、軽いだけに、裏ブタも薄くて簡単に変形しそうな作り。しっかりとねじ回しから力を伝え、すべらすことのないようにユックリと回さないといけない。12本のネジが無事外れた時はホッとした。

 さてさて、スイッチを押してもNECのロゴさえ表示されず電源が落ちてしまうこのパソコン。蓋を開けてその時の様子を観察するとCPUファンが回り、電源が落ちると共にそれも止まる(電源が落ちるのだから当たり前と言えば当たり前)。

 ロゴマーク前にこうなるんだからBIOSを疑うべし。電池を外し、しばらくして元に戻すが状況変わらず。

 あがいてるのはまだ1時間強程度なのだが、ここらでとんでもなく眠くなった。

 こんな頭でトラブル対処は到底無理だからベッドで横になると、それから長時間眠り込んでしまった。時々目が覚めて起きようとするが頭が重くて気持ちがくじけてしまう。

 そこへ家電の方へ電話がかかって来たらしい。

 昨日から何度もスマホに電話しているが出ないし、心配だから電話を欲しいという家電からの伝言で女房が僕のスマホを持って来た。

 オーイ、心配してくれるなら今はそっとしといてくれないかなぁ。

 頑張って電話をすると僕の様子を聞き、自分のパソコンの状況や、どうしても宮城さんに見て欲しかったらどうしたらいい?そちらに持って行く時に今回みたいに電話に出れなかったらどうしたらいい?と、電話の主のT中君は自分の心配を言い続ける。それぞれの質問に答えるが、彼の場合次々と別の不安が出てきて話が終わりそうにない。

 タクシー代もままならないのですぐに行けるわけじゃないけど、行く時が来たら・・という話なのに今そういう心配要る?

 「そういうのはその時に考えようよ。相手の表情も見えない長電話はとても疲れる。もう今もクタクタだよ。」

 SOSの気持ちで本音を言って電話を終わらせてもらった。

 25分を超える長電話。喋りもその内容もしっかりしていて、電話では僕が調子悪いなんて実感が湧かないのだと思う。

 そういう意味では僕も悪いんだろうなぁ。まぁ、元々彼はそういう傾向がある人。今の僕がそういうのに耐性が弱くなってるだけなんだと思う。

 内容のあるリモート作業なら昨日みたいに長時間のものにも充実感を感じてやることが出来るが、質問、質問で考えながらのコミュニケートはつらいのが今の僕らしい。

 だとなると、全部僕が悪いってか

 アハハ、笑ってごまかしておこう。