2022年12月23日(金)

50年来の雪の日

 さぁ、明日はどんなことになるんだろう? 今から明日の心配をしている。

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 ザクッ、ザクッ、ザクッ! 積もった雪に二本の杖を交互に挿しながらヨロヨロと歩く。今日は高知市街地では50年来という積雪と、昼間も雪が降り続いている日。

 これまでも朝起きたら雪が積もっていた時はあったし、日中に雪がほんの少しチラホラと舞っている時もあった。その二つが重なり、しかも降雪量もチラホラどころではなく、高知市内は墨絵の世界。

 パソコンの受け渡しのK松さん。高知の西の方のおくふじという深い山の中が故郷で、ご本人は営林局に勤めていらしたので、雪の危険度の判定は一般人以上のはず。そのK松さんが何も言って来なければまだ大丈夫。

 K松さんは約束の13:30が近づいて来た時間に電話をくださった。

 「道路はまだ大丈夫やけんど、先生の体調は大丈夫やろうかと思うて・・」

 雪に関してはK松さんの判断を信頼している。K松さんが大丈夫と判断すれば行く積もりにしていたので、迎えに来てもらうことにした。

 SSDにWin10をクリーンインストールしたオシャレな富士通一体型パソコン。それ自体はいい仕事をしたが、このパソコンの購入時から先日までの履歴の必要な部分を再現するとなるとそれは結構な作業になる。もちろん、全てというのは無理な話。でも、これがだめならあれをやってみよう・・といろんな準備した上での訪問だ。かじかんだ指、ガチガチに固まった足腰のままそれを片付けて行く。ちゃんと血が通っているのは、頭とK松さんとの会話だけ。

 3時間仕事になったかなぁ。

 K松さんも僕の説明を聞いたり、自分で触って疑問に思うことを尋ねたりされるが、一方では今日の作業が終わる時間に気を砕いてくれてる様子が分かる。

 「5時を過ぎたら、また雪も積もり出すけんな。」

 果たして帰る時間は5時ごろ。

 「これが夜10時を過ぎてもこんなやと、雪が凍って明日の朝は怖いぞ。クルマが走っている間はまだ大丈夫だけんどなぁ。」

 帰りの車の運転席からK松さん。

 明日は午後ではあるが、ポリテク時代の同級生のH岡さんのところに自分の運転で行くことになっている。

 さぁ、明日はどんなことになるんだろう・・・