2024年8月 1日(木)

S村さん、組長

 午前11時。S村さんが作業後のHDDを取りに来てくださった

 作業料金を聞いてびっくりしているS村さん。

 「そんなに安くていいんですか?」

 かかった時間自体は5~6時間だが、ほとんどが放置状態で、その間僕のメインパソコンが他のことで使えなかったけど、僕はそれなりにその時間を活かすタイプ。データの復旧をほとんど諦めかけていたS村さんに「とにかくやってみましょうヨ」と言ったのは僕だしネ~。

 「今度のHDDも値段のするものでしょう?」

 これもプロのわざで中身を完全削除したHDDが活きてくれればそれでいい。今は1テラが1万円以内で買えたりする時代だから160GBは僕の手元に貯まるだけなのだ。

 5,000円。ノウハウからしたらもっと高くてもネット上のデータ救出業者さんの何十万に比べればはるかに安い。データ救出は僕の仕事では何年かに一度ぐらいなので、値段の付け方が身についてないってことだナ・・・

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 次は組長のパソコン。昨日預かってからかなり現状確認をやっているが電話で聞いた症状が全く出ない。もしかしてコンセントから解放されて放電が出来、回復した?となると予め用意した電源ユニットは無駄だった?

 電話で確認。

 一番安く済ますにはいつか必要になるかも知れない電源ユニットを取り寄せた価格で引き取ってもらって2,000円。

 一番いいのはせっかく僕の手元に来てるし、この際Win11にするのはどう?普通ならWin11にする条件を満たしてないけど、Corei7でスペックも高いし、僕なら裏技でWin11に出来るけど・・

 組長はパソコンの中はどんな感じなんだろうという質問。症状が全く出なかったので、まだ分解しない状態での電話。そうか、分解して見てみようか・・・

 さぁて、やってみると・・

 フエー、デスクトップ機であるにも関わらず分解と組み戻しが難しかったこと。一番大変だったのは入り組んだ場所のネジの開け閉め。通常、ドライバーにちょっと磁気を帯びさせるとネジをドライバーにくっつけた状態でねじ穴から外したり留めたり出来るのに、それが出来ない。プラスチックのピンセットで取ったりセットしたり・・・

 こりゃあ、明るい内に済まさないととんでもないことになるゾ。

 はんだ付けではない抜き差しが出来る部分には全て接点復活剤を塗布し、CPUまわりの綿ぼこりもとりさり、グリースも塗り替え、なんとか夕方には作業が済んだ。

 これでまた明日まで何度も起動、シャットダウンなどを確かめて問題なければ明日組長に返す。

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 月初めに2件仕事が続いたのは嬉しい。さぁ、問題は3日からだ。