2024年10月 2日(水)

A本さん、恐怖の館はいい館

 お昼、旧サティ裏の大きな駐車場にAyaちゃんに来てもらい、昨日取り出したデータを渡した。そこで聞いたのが、事務室のパソコン2台をSSD化し、寿命を延ばしたいとのこと。ギャオ!!

 ********************************

 その足で一宮のA本さんのところ。1年ぶりかな、呼んでくれたA本さんが僕を見て言った第1声は

 「去年よりひどくなってます?」

 「いいえ、気持ちがまだ負けてませんから。今は調子悪い足に慣れたって感じでしょうか・・」

 A本さんは何かにつけて僕の動きを助けてくれようとするが、二人がまとめて階段を滑り落ちるなんて目も当てられないから、「大丈夫です。絶対落ちませんから」

 怖がってた階段は前回の訪問より楽に上がることが出来た。そして、パソコンの前に座れば大丈夫。テキパキとA本さんの要望をこなす僕。

 「宮城さんはそれほど頭を使ってたら認知症なんかにはなりっこないですね。僕は見た目は元気だけど、最近は細かいことがなかなか覚えられなくて・・・」

 言葉通りとは思わないけど、前回はどこも悪そうに見えなかったのに、今回はこの1年の間に不整脈で手術をしたとか、それから飲み始めた血液サラサラの薬で皮膚が弱まったみたいで畑仕事とかしたら血が出て止まらないとか、去年とは印象が違う。

 A本さんの部屋は男の子(敢えてそう言いま~す)が見たら宝だらけなのだが、それも最近はどんどん売って片付けていってるそうな。

 「でも、猟銃で狩りをしたり、そういういことはやってるんでしょ?」

 「ええ、やってますヨ」

 オウ、それなら大丈夫。また鹿の肉とかくださいまし。

 ********************************

 パソコンを買い替えたら前のパソコンからのデータ移し替えも含めて約20万かかったそうな。買ったのは知寄町の専門店。

 「あそこは腕はあるけど、若者が多くて自分が分かっていることはお客さんも知っていて当然みたいな話し方をするから敷居が高いんですよネ。」

 「その通りです。来てくれていろいろやってくれたけど、機嫌が悪くて。宮城さんみたいにコッチの思いを酌んで話してくれないから。」

 そのせいか、抜かりが結構あった。

 僕が行って一番役に立ったのは、今やネットで入手できないフリーソフトのラベル屋さんHOMEを入れてあげれたこと。これってもう何年も前に提供が止まり、このソフトで沢山のデータを作っていた人はどうしましょうになっている。その次のVersionからは以前のファイルに対応できないのだ。

 提供側次第で入手できなくなることを意識している僕は、インストール用ファイルを手に入れたら必ずそれを残すようにしている。Google提供のPicasa3なんかも有ると無いでは大きな差が付くんだもんね。

 メールの迷惑メールフォルダの設定なども手付かずだったし・・。気が利いていない上にお客さんが要望を伝えられない雰囲気といい、それでも大きなお店は持つもんなんだネ。

 「まだ、僕は生きてないといけないですネ」

 3階建て、恐怖の館はいい館だった。