2024年10月 5日(土)
ちょっと涙が出ちゃったヨ。
自分の歌が高校時代の人達に届き、他の曲も聞きたいという感想を支えにして中途半端だった自作曲のページを整理した。
まだ、音に出来てないものもあるけど、今手元にある音は全部聞けるようにした。そして最後にアップしようとしたのが自作曲ではなく、メンバーのK井が作った歌。彼がボーカルで我々やすぐれものの高校生たちが伴奏に回ってラジオ局のスタジオで録音した「流れ雲」という唄。
K井は大学卒業直前に亡くなってしまい、元々留年を決めていた僕はそのあとの１年、授業に出ても「生と死」について書かれた本ばかり読んでいた。
そして、僕にも卒業の時が来て、仕事に就く前にやっておきたいと扁桃腺肥大症の切除手術で入院。その時ラジオから流れて来たのが我々の「流れ雲」だった。
急いで録音したものがコレ。
それぞれが作った歌を自分で歌うスタイルで、そこへその頃頑張ってた高校生が伴奏をつけてくれたことも・・・。
ページに載せるために音処理をして、そんな年でもなかろうに涙が出てしまった。
これ、ネットにでも出さないと彼の歌はもう過去のものどころか存在すら忘れ去られる。
目元に泣いたあとの感触が残ったままこれを書いている。
時は来て、時は行くものだけど、昨日のことのような記憶。音楽にはそういう力があるみたいだ。